works
第4回公演
「灰色の牛」
@カフェムリウイ
父を亡くしたわたしは土地を追われて、痩せ細った灰色の牛とともに宛てなく歩き始める。
バス停に立つ老婆ヤブイヌと出会い、わたしは名前を失くしたことを思い出す。わたしは牛をコブと名付ける。
夜道でわたしは二人組の襲撃に遭い、抵抗ののち2人を殺す。そのとき動揺したコブによって、わたしは右目が見えなくなる。現場に出会したセンザはわたしの罪を見逃し、わたしをメと名付け、ともに西の島を目指す。
船から降りるとき、コブが足を踏み外して溺死する。メは形見としてコブの目玉を取っておく。
メとセンザは西の島にたどり着き、新たな生活を始める。
作・演出:三井朝日(IE-イエ-)
出演:池亀友紀也(IE-イエ-)、小林毅大、坂本彩音(IE-イエ-)、首藤なずな、関彩葉
宣伝美術:小林克彰(IE-イエ-)
制作:北原成貴(IE-イエ-)
-ステートメント-
潮流にのまれずに居ようとするのは険しいことです。
わたしの周りには大きな潮流から小さな潮流まで、幾つもが渦巻いています。
誰かがそれを起こしたわけでもなく、だからこそ強力で厄介です。
乗る(乗れる)人、乗らない(乗れない)人、をどうこう言いたい訳ではないです。
正誤、善悪、賛否、どちらかに属するという呪いから逃れようとする態度は、時に卑怯だと言われるかもしれません。
ただ、今わたしは、もっと手前を身につけることが必要だと思っています。
無垢であれば良い、などとは思っていません。
IE-イエ-としては約4年半ぶりの本公演になります。
それぞれがそれぞれの場所で、動いたり、育ったりしていたら、それなりの時間が経っていました。
(三井朝日)
-タイムテーブル-
2024年
10/10(木) 19:00
10/11(金) 14:00 / 19:00
10/12(土) 14:00★ / 19:00
10/13(日) 14:00 / 17:30◆
10/14(月・祝) 14:00 / 17:30
★… 終演後アフタートーク(ゲスト:生西康典)
◆…終演後アフタートーク(「『灰色の牛』と人を集めること」企画:小林毅大)
受付・開場:開演時間の30分前
上演時間:約85分・休憩なし
※舞台と客席位置の都合上、途中入場ができません。お時間にゆとりを持ってご来場ください。
※舞台美術として、イネ科の牧草を使用する予定です。アレルギー等をお持ちの方は、メールにてお問合せいただけましたら詳細を事前にお伝えいたしますので、ご連絡ください。
※未就学児の方はご入場いただけません。予めご了承ください。
※会場にはエレベーター等はございませんので、車椅子等をご利用の場合は、事前にメールにてご連絡ください。
※会場には駐車場・駐輪場のご用意はございません。公共の交通機関をご利用ください。
※他、ご来場に際して、ご相談ごと・ご質問がございましたら、事前にメールにてお問合せください。
- 会場-
カフェムリウイ
東京都世田谷区祖師谷4-1-22-3F
小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅から徒歩8分
- チケット-
全席自由席・税込
予約:3500円 + ドリンク代
当日:3800円 + ドリンク代
※チケット料金の他に別途ドリンク代(当日精算)がかかります。
※当日券の残数状況は当団体のXアカウント(
https://x.com/unit_ie)にて随時発信いたします。
▼ チケット購入について
前売り券はすべて電子チケットでのご購入となります。
以下のサイトより、ご希望のご観劇日時を選択しご購入をお願いいたします。
https://unit-ie.stores.jp/ (STORES)
※STORESを初めてご利用の際、無料の会員登録が必須となります。
※電子チケット発券のため、上記チケット金額とは別に手数料としてチケット代金の2%が購入時にかかります。予めご了承ください。
※スマートフォン以外でのご利用はできません。
※決済は、クレジットカード決済・コンビニ決済・PayPay残高決済等がご選択可能です。
※STORESがご利用できない方は、メールにてお問い合わせください。
・電子チケットの購入から利用までの流れ
【購入者様】電子チケットの購入から利用までの流れを教えてください
・電子チケットの対応スマートフォンについて
【購入者様】電子チケットはどんなスマートフォンでも使えますか?
・電子チケットの分配について
【購入者様】電子チケットの分配方法
・チケットのキャンセルを実施する際は、以下のフォームよりキャンセルの旨をご連絡ください。
https://unit-ie.stores.jp/inquiry
・チケットの変更を実施する際はキャンセルの旨をお伝えいただいた後、サイトからご希望日のチケットを再度ご購入ください。
-アフタートーク・ゲスト:生西康典-
10/12(土)14:00回の終演後に、生西康典さんをゲストにお呼びしてアフタートークを行います。
生西 康典 Yasunori Ikunishi
1968年生まれ。美学校 実作講座「演劇 似て非なるもの」講師。舞台やインスタレーション、映像作品の演出などを手がける。作品がどのようなカタチのものであっても基本にあるのは人とどのように恊働していくか。自分自身を形作っていると信じられている殻がとけた時にはじめて現れる「その人」が見たい。その時「人」はありとあらゆるものと触れあっているだろう。近作は『ロングショット』(2023、スタジオ空洞)、『抱えきれないたくさんの四季のために』(2022、SCOOL)、『棒ダチ 私だけが長生きするように』(2021、Tokyo Real Underground)。主なインスタレーション作品に『おかえりなさい、うた Dusty Voices , Sound of Stars』(2010、東京都写真美術館)。書籍:『芸術の授業 BEHIND CREATIVITY』(中村寛 編、共著、弘文堂)。
-アフタートーク・「『灰色の牛』と人を集めること」-
企画:小林毅大
登壇者:小林毅大・三井朝日・他
10/13(日)17:30回終演後にクリエイションメンバーでのアフタートークを行います。
出演の小林です。アフタートークを企画しました。『灰色の牛』は、わたしたちがうまく集まり直すための条件について説明している文章として読めると考えてます。敵と味方に分かれたり、党派を組んだりではない仕方で、集まる。相容れない溝や緊張感をなし崩さないまま集まる。それはどのようにして可能か。IE-イエ-代表である三井さんと、劇団を準備中の小林が、人を呼び集め場を作ることの如何について話します。
-リピーターズカード-
IE-イエ-では、公演の際にリピーターズカードを、ご来場してくださった皆様に配布しております。詳細は以下ページよりご確認ください。
https://unit-ie.tokyo/about/
第3回公演「アブダクション」(2020)の配信映像をご購入いただいた方、配信公演「光のような」(2021)のカンパをしてくださった方へは、ご来場の際に追加スタンプを押印させていただきます。受付にてお申し付けください。(過去の支払い情報と照合させていただきます)
-プロフィール-
三井 朝日 Asahi Mitsui
1995年生まれ。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。「IE-イエ-」にて、代表・作・演出などをつとめる。たまに出演したりもする。美学校「演劇 似て非なるもの」9期生。「劇のやめ方」2期生。
IE-イエ-以外の近年の活動としては、『くさ、ひと、けもの、たち』(2022)作・演出、『抱えきれないたくさんの四季のために』(2022)出演、『ロングショット』(2023)制作、『わたしはうたったりおどったりたべたりねむったりしながら、まっている。』(2024)作・演出・出演。
池亀 友紀也 Yukiya Ikegame
1993年生まれ。2018年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。
IE-イエ-には2019年の第2回公演より、主に演者として参加。
絵を描いたり、舞台に立つことをしている。
近年の活動としては、『くさ、ひと、けもの、たち』(2022)作・演出:三井朝日 に出演、『さちこさん』(2024)作・演出:首藤なずな に出演、がある。
小林 毅大 KOBAYASHI Takehiro
1998年、千葉県八千代市生まれ。劇作家。上智大学文学部哲学科中退。アートコレクティブ「Post Passion Fruits」運営。過去上演に『食器(上演)』(2023年、会場非公開)など。劇団を準備中。
現在の関心はふくらはぎの荒れ、後期ウィトゲンシュタイン、シャウト(的な歌唱)、振り返ったときに同じものが見える風景など。
坂本 彩音 Ayane Sakamoto
1997年生まれ。IE-イエ-所属。俳優。たまに劇作。
武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒。
映画美学校アクターズ・コース10期修了。
2024年2月に自主企画『光のモンタージュ』を上演。
主な出演作にままごと『わたしの星』(2014)、情熱のフラミンゴ『ドキドキしていた』(2022)、小田尚稔の演劇『よく生きろ!』(2022)、ユニット手手『窓/埋葬』(2023)等がある。
首藤 なずな Shuto Nazuna
1994年生まれ。音や身体のことを考えながら舞台作りを少しずつ続けている。平日は福祉の仕事。
鈴木健太 作・生西康典 演出『ロングショット』出演、美学校実作講座「演劇似て非なるもの」第11期生『さちこさん』作・演出・出演
関 彩葉 sekisayaha
1999年北海道札幌市生まれ。
東京を中心に主に俳優として演劇作品に参加している。
近年では、画餅『天才少年』屋根裏ハイツ『すみつくす』『未来が立ってる』缶々の階公演『だから君はここにいるのか【客席編】』ロロ『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校』『Every Body feat. フランケンシュタイン』、ぱぷりか『柔らかく搖れる』などに出演。
小林 克彰 Katsuaki Kobayashi
1997年生まれ。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒。IE-イエ-では、宣伝美術をつとめる。
普段は建築事務所に勤務し、家具のデザインやグラフィックなどを担当。
北原 成貴 Masaki Kitahara
1997年生まれ。武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒。
IE-イエ-では、制作・Web・記録映像等を担当。本職はWebエンジニア。休日は様々な演劇・映像企画に関わる制作スタッフとして活動。
お問い合わせ
IE -イエ-
ie00ie00ie@gmail.com